台湾で自由工作者(フリーランサー)になる
台湾移住を考えた時、もちろんフルタイムやパートタイムの仕事を得ることを大前提としてですが、もしもの時に備えて複数の収入源を確保しておいたほうがいいでしょう。
その理由としては移住先の国が例えば台湾だとして、台湾華語を母語としない日本人にとっては、現地の人と同等には残念ながら見られないということです。そのため、語学力の面で落とされることも多いと聞きます。
また特定のスキルを持っていたとしても、突然解雇される可能性だってないわけではないですよね。
そんな時に二足の草鞋ではないですが、複数の収入源となるものを持っていると、心に余裕が生まれ、異国の地でどん底の状態になることは避けられるのではないかと思っています。
今回は台湾で自由工作者(フリーランサー)になる、というテーマでまとめました。
このサイトでは台湾華語学習や役立つ台湾華語の日常会話、台湾で今話題のもの、台湾に暮らすように住むとしたらという前提の話題をお届けしています。少しでも台湾旅行や台湾への留学、滞在にお役立ていただけると嬉しいです。
それでは早速見ていきましょう。
自分が持っているスキルは何か
フリーランサーとして働くには、自分が持っているスキルで戦えるかを見極めることでもあります。
例えば語学系に強い場合には、翻訳(サイトの翻訳や企業のパンフレットに至るまで幅広い)ができるでしょうし、デザイン系に強い場合には、ウェブ制作、DTP関連、キャラクターデザインなどができますね。
また医療従事者の場合には、医療系のブログ記事制作などという道もあるかもしれません。
自分はこれが得意とか専門分野を持っている場合には、割とすんなりとその道に入っていけるかもしれませんが、そうでない場合にはどうしたらいいでしょうか?
まずフリーランサーのWebページの中をざっと見て、どのような仕事があるのかを把握してみるのが一番です。その中で、これならできそうだな、と思うものが一つ二つ見つかるはずです。
その中で例えば日本語で言うところの『文字起こし』をしたことがある、という場合には、もうそれは経験者になります。
自分がこれからこの方向でやっていけそうかなというものを選択しましょう。
レジュメ、ポートフォリオの必要性
レジュメは履歴書と職歴を簡潔にまとめたもので、どんな仕事でも必要となる基本的な書類です。
ポートフォリオは、特定の業界や職種での具体的な実績を示すもので、能力やクリエイティブな作品を視覚的に証明するためのものです。
依頼主からすれば、よく分からない相手(しかも外国人の日本人!)に仕事を本当に頼めるかと判断する材料になりますので、簡潔にどういうことができるのか、やってきたのかを示す必要があります。
海外のフリーランサーに登録する場合には、用紙のサイズはレターサイズ(Letter)になります。A4サイズが一般的な日本とはサイズが異なりますので、レターサイズで作成するようにしましょう。
一度、レジュメやポートフォリオを作ってしまえば、何度でも必要な時に使えますし、もしPDF化した書類を添付しなくてもいい場合でも、その内容をウェブで登録するだけなので、煩雑にならずに手続きが楽です。
フリーランサーの登録サイト
有名なところでは、日本ではLancersやCrowd Worksがありますが、台湾にもいくつかフリーランサーの登録サイトがあります。
言語はやはり台湾華語になりますが、アジア圏でも認識されつつあるサイトで、台湾華語で仕事をしてみようと思われる方にはおすすめです。
104人力銀行や1111人力銀行のような、台湾の大手求人サイトでも在宅ワークを見つけることはできますので、そちらも併用してみるといいかもしれません。
台湾
SWAP 自由工作者的服務平台
台湾のフリーランサー向けのプラットフォームです。
主にデザイナー、クリエイター、エンジニアなどのフリーランサーがクライアントと繋がり、プロジェクトを受注するための場所を提供しています。
SwapWorkは、クライアントとフリーランサーのマッチングに重点を置いており、フリーランサーが自身のスキルを活かして案件を探すのに便利なサイトです。
104人力銀行
台湾の大手求人サイトの一つです。
フリーランサー向けの案件も紹介されています。
104人力銀行のウェブを見てみると、Foreigners(青く囲みで表示)という文字が見えます。そこをクリックしてみます。
右上に言語選択できるようになっていますので、日本語を選択してみましょう。
これで日本語で検索できるようになりました。
このサイトはどちらかと言うと、企業に就職するための検索サイトになりますが、中には在宅ワークの案件もあったりします。
1111人力銀行
台湾の大手求人サイトです。
こちらも104人力銀行と同じく、在宅向けの求人も掲載されています。
104人力銀行は日本語にも対応していますが、1111人力銀行は中国語と英語のみの対応になっています。
海外移住を考えた場合や、海外のサイトに登録をして仕事をする場合には、世界共通言語である英語は外せないと考えられます。英語もある程度、文章を読んで理解できるくらいのスキルがあると安心です。
アメリカ
Upwork
Upworkは世界的に有名なフリーランスプラットフォームで、台湾のクライアントも多く利用しているようです。
多言語対応の仕事もあり、英語を使えるとより多くの機会が得られます。日本語の需要もそこそこあります。
言語に関するタスクの他にも、デザイン系、SE系と職種はさまざまです。
サイトは英語のみになりますので、英語の読解力もある程度は必要になります。
オーストラリア
Appen
Appenはオーストラリアのフリーランサー向けのサイトで、主にAIトレーニングデータの収集や注釈付けを提供するクラウドソーシングプラットフォームです。
アンケート回答、音声録音、テキストの分類、画像のラベル付けなど、さまざまなAIトレーニング用のタスクが提供されています。
世界中から多くのフリーランサーが登録しており、特に台湾などのアジア諸国からの登録者も多いと言われています。
登録は英語ですが、英語と母国語ができるというだけでも、大きなアドバンテージになります。さらに台湾華語ができるともっと仕事の幅が広がりますね。
今回、まとめたもの以外にもフリーランサーのサイトはありますので、ご自分に合ったサイトで登録してみるといいでしょう。
登録も一社だけに絞らず、何社か登録しておくといいかもしれません。