台湾で結婚式に招待されたらどうする?
台湾の友人や同僚などの結婚式に招待された時、初めて参加する場合にはマナーってどうなっているんだろうと悩むのではないでしょうか。
日本でも初めて結婚式に呼ばれた時には、わくわく感とどきどき感が入り混じった不思議な感覚になります。日本でも独自のマナーがあるように、台湾でも台湾独自のマナーがあります。
今回は、台湾の結婚式でのマナーについて掘り下げます。
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それでは早速見ていきましょう。
台湾の結婚式のマナー
服装について
服装の色について
日本でも花嫁の色である『白』は避けるというルールがありますが、台湾では『白』以外にも『黒』は不幸を連想させる色として避けるべきと言われています。
結婚式の時だけではなく、日常でも『黒』は避けられているようで、20代などの若い世代は『黒』を取り入れた着こなしをしていますが、年配の方ほど黒は身につけているのを見たことがありません。
代わりに、明るく華やかな色(パステルカラーや赤、ピンクなど)が好まれます。

アジア系で黒を着てるのは日本人、と言われた時代もありました・・・。
最近ではK-POPの影響が強く、韓国系のファッションを取り入れている方も多いですね。
フォーマルな服装を選ぶ
ドレスコードが指定されている場合には、それに従いましょう。
ただし、台湾の結婚式は意外とカジュアルな装いの方が多いようです。
ちょっと高めのレストランに行く時の服装がちょうどいいと、台湾人の友人が言っていました。やり過ぎないくらいのおしゃれ感といった感じでしょうか。
例えば、男性だとチノパンに襟付きのシャツといったカジュアルな装いで参加されている方も多いようです。

一緒に参加する方に聞いてみるのもいいかもしれませんね。

確かに、参加する人に聞くのが間違いないね。
お祝い金(紅包)
日本の場合、ご祝儀はご祝儀袋に3万円とか5万円を包んだりしますね。
この場合、奇数にするのが習わしで、偶数の数字にすることはありません。理由は割り切った仲ではないから、というものです。
一方、台湾では、お祝い金を紅包と呼ばれる赤い封筒に入れて渡すのが一般的です。招待状と一緒に希望金額が書かれている場合もありますが、一般的には友人や同僚の結婚式では3,600元〜4,800元程度を包むことが多いようです。
台湾では奇数は縁起が良く、偶数は不吉とされます。
同じ偶数の数字でも「8」や「6」は縁起が良いとされますが、「4」のつく数字(死を連想させる)は避けるべきとされています。
台湾では、物品のプレゼントはあまり贈らないようですが、その風習もだんだんと変わりつつあるようです。
結婚式の流れ
- 結婚式
- 披露宴
- 何となくお開き
台湾の結婚式は、一般的に披露宴が中心です。
挙式自体は家族だけで行われることが多く、友人は披露宴から参加します。
披露宴が始まる時間が招待状に書かれていても、大抵は時間通りには始まらないことが多いです。
日本だと10〜15分前あたりを目安に披露宴会場で受付を済ませて着席している感じだと思いますが、台湾ではそれだと早すぎるかもしれません。友人は開始時間ジャストを目指すと言っていました。

開始時間ジャストだと結構ギリギリかなと思いますが、何となく招待客が集まる始める頃のようです。
披露宴はわりとゆるゆると始まり、終わりも司会が終わりです、と言うこともないのでだゆるゆると流れ解散していくスタイルが多いようです。誰に断りを入れるでもなく、自然と少しずつ席を離れて帰っていきます。
この辺りが日本と大幅に違うところですね。
またその緩さが台湾の良さなのかもしれません。
日本では近年、コロナ以降は特に結婚式は挙げないで写真だけ撮るというスタイルも増えているようです。コロナ禍から始まった流れが今もなお続いている感じがします。

