日本から台湾へ荷物を送る方法
日本から台湾へ荷物を送る方法にはいくつかの選択肢があります。
また送る際には、送れないものや関税がかかる場合もあるということを理解した上で発送するようにしましょう。
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それでは早速見ていきましょう。
日本から台湾へ送れないもの
日本から台湾へ送れないものとして以下の物があります。
- 食品
- 中国原産の製品
- 化粧品
- 玩具
- 電気通信機器(電話機/無線機等)
- オーディオ機器(ビデオ/CD/DVD/ブルーレイ再生機器等)
- 活性炭を使用する空気清浄機やマスク等
郵便局から送る方法
1. 国際郵便 (日本郵便)
日本郵便では、国際郵便サービスを利用して台湾に荷物を送ることができます。
主な選択肢として以下の3つがあります。
送料計算には日本郵便の『国際郵便の料金・日数を計算する』が便利です。
EMS (国際スピード郵便)
最も速く、3〜5日程度で届きます。追跡や保証も付いているため安心です。
航空便
EMSほど速くはないものの、数日〜1週間程度で到着します。コストはEMSよりも低めです。
SAL便 (エコノミー航空便)
航空便よりも安いですが、配送に1〜2週間ほどかかります。
船便
コストは一番安いですが、到着まで1〜2か月ほどかかります。重い荷物を安く送りたい場合に適しています。
重さ2キロを想定して東京から台湾への送料を参考までに載せておきます。
宅配業者を利用する方法
外資系の宅配業者を利用する方法
国際的に荷物を配送する宅配業者を利用する方法もあります。速さと信頼性を求める場合、以下のサービスが人気です。
DHL
DHLは高い信頼性と迅速なサービスを提供しています。
オンラインで追跡も可能です。通常、2〜5日ほどで届きます。
FedEx
DHLと同様にFedExも迅速な配送と追跡サービスが提供されており、2〜5日程度で到着します。
UPS
UPSは国際的に信頼されている業者で、スピードと追跡機能が優れています。通常3〜7日程度で届きます。
国内企業の宅配業者
ヤマト運輸 (クロネコヤマト)
「国際宅急便」サービスを提供しており、台湾へ荷物を送ることが可能です。
小さな荷物から大きな荷物まで対応しており、1週間程度で到着することが多いです。
また私書箱、ホテル・ロッジなどの宿泊者宛のお荷物や、留学・海外赴任・旅行などに伴う、身の回り品(別送品)は送ることができません。
サイズ | 書類パック B4以内 1kgまで | 60cm以内 2kgまで | 80cm以内 5kgまで | 100cm以内 10kgまで | 120cm以内 15kgまで | 140cm以内 20kgまで | 160cm以内 25kgまで |
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料金 | 1,300円 | 2,750円 | 4,650円 | 8,700円 | 14,800円 | 20,200円 | 25,600円 |
佐川急便
佐川急便『国際飛脚便』も台湾へ荷物を送ることができ、追跡や保証なども付いています。
1梱包3辺合計260cm以内・重量50kg以内。
(沖縄県集荷分は、高さ50cm×幅65cm×長さ65cm以内・重量40kg以内)
注意点
- 関税:台湾側で関税がかかる可能性があるため、内容物や価値に応じて申告書を正確に記入する必要があります。
申告価格がNT$2,000を超える場合、税関より輸入許可証を求められ関税・営業税が課税されるケースがあります。
- 送れないもの:危険物、貴金属、現金、動植物など、送れないものがあるので、送る前に確認が必要です。
- 梱包:輸送中の破損を防ぐため、しっかりと梱包することが大切です。
それぞれの方法にはスピードやコストの違いがあるので、送る荷物の内容や優先事項に応じて選ぶとよいでしょう。
結局、安くお手頃に台湾へ荷物を送るには?
一番安く送ることができるのは船便です。
急ぎの荷物でなければこの方法が一番リーズナブルです。船便は大きな荷物も送ることができます。例えばピアノのような大きな楽器などはコンテナに入れて運ぶことになると思いますが、船便で運ばれることになります。
1位: 日本郵便 – 船便
- 国際郵便の中で最も安い選択肢です。
- 海上輸送のため、到着までに1〜2か月かかることが一般的です。重い荷物を送る場合でも、他の方法に比べて非常に安く送れます。
- 急ぎでない荷物や、重さのある荷物を安く送りたい場合に最適です。
2位:日本郵便 – SAL便 (エコノミー航空便)
- 船便よりは高いですが、航空便やEMSよりも安価です。
- 通常1〜2週間で届き、価格とスピードのバランスが取れた方法です。
軽量な荷物を安くかつ比較的速く送りたい場合に向いています。
3位:ヤマト運輸 – 国際宅急便
比較的安価ですが、上記の日本郵便よりは高くなる可能性があります。
サービス内容や重量によって異なるため、詳細な見積もりが必要です。
価格の比較の例
参考までに重さ2キロまでの荷物を送ることを想定して、だいたいいくらくらいかかるかまとめました。
- 船便:1,500円前後
- SAL便:2,000円〜2,500円程度
- 航空便:3,000円〜3,500円程度
- EMS:4,000円〜5,000円程度
- 国際宅急便(クロネコヤマト):2,750円
- 国際飛脚便(佐川急便):7370円
結論
急ぎでない場合や重い荷物を送る場合は、船便が最も安価です。ただし、到着まで時間がかかる点を考慮する必要があります。
また台湾に食品を送りたいということになると、国際宅急便(クロネコヤマト)ではできないと明記されていますので、郵便局から送る方が無難です。