音声付き!二と兩の使い分けについて
台湾華語での数字の読み方には基本的な法則がありますが、使用される場面や桁によって読み方が変わることもあります。
「二(ㄦˋ)」と「兩(ㄌㄧㄤˇ)」の使い分けには、明確なルールがあります。
これを正しく理解するためには、両者がどのような場面で使われるかを知ることが重要です。
今回は二と兩の使い分けについて掘り下げます。
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それでは早速見ていきましょう。
二と兩の使い分けについて
「二(ㄦˋ)」は、主に単独の数字としてや数字の列で2を表すときに使います。
また、桁を表す場合や番号・日付などでも使用されます。
「20(ㄦˋ ㄕˊ )」や「200(ㄦˋ ㄅㄞˇ)」のように、「二」は十の位以上の数字でもそのまま使用されますが、助数詞が入る場合には「兩」を使います。
200個のりんご → 兩百個蘋果。
詳しく見ていきましょう。
二(ㄦˋ)の使い方
数を数えるとき
「一、二、三…」のように、数を数える際に使います。
数字を言うとき
「22(二十二)」や「200(二百)」では「二(ㄦˋ)」が使われます。
※千以上の位では兩(ㄌㄧㄤˇ)を用います。
日付や時刻を表すとき
月や日付、時刻などの表現では「二(èr)」を使います。
2月は二月(ㄦˋ ㄩㄝˋ)
22歳は二十二歲(ㄦˋ ㄕˊ ㄦˋ ㄙㄨㄟˋ)
兩(ㄌㄧㄤˇ)の使い方
「兩(ㄌㄧㄤˇ)」は、数量を表す際に使用され、通常は助数詞(「個」など)とセットで使われます。
「兩」は数量を強調する際に用いられ、数を数える「二ㄦˋ」とは異なるニュアンスがあります。
助数詞を伴う場合
物や人の数を数える際に「兩」が使われます。
このとき、「兩」は必ず助数詞と一緒に使います。
2人は 兩個人(ㄌㄧㄤˇ ㄍㄜˋ ㄖㄣˊ )
兩本書(ㄌㄧㄤˇ ㄅㄣˇ ㄕㄨ)
金額を表すとき
金額を表すときに「兩」が使われることがあります。
これは助数詞(塊)が入るため、上の『助数詞を伴う場合』の法則に当てはまります。
2元のことを表すのに、兩塊錢(ㄌㄧㄤˇ ㄎㄨㄞˋ ㄑㄧㄢˊ )と言ったりします。
数字を言うとき
千以上の単位では兩(ㄌㄧㄤˇ)を用います。
2000は两千(ㄌㄧㄤˇ ㄑㄧㄢ)
20000は兩萬(ㄌㄧㄤˇ ㄨㄢˋ)
時間や重量の単位
時刻や重量の表現でも「兩」が使われます。
2時は兩點鐘(ㄌㄧㄤˇ ㄉㄧㄢˇ ㄓㄨㄥ)と言います。
2kgは兩公斤(ㄌㄧㄤˇ ㄍㄨㄥ ㄐㄧㄣ)
2つのりんご →は兩個蘋果(ㄌㄧㄤˇ ㄍㄜˋ ㄆㄧㄥˊ ㄍㄨㄛˇ)と言います。
何度か発音をしてみると、何となくㄦˋ なのかㄌㄧㄤˇなのか分かるようになるのかなと思います。ただ、台湾人の友人によると結構間違えることもある、とのことなのであまり気にしていないのかもしれないですね。