日本の蚊よりも痒い小黑
急に春めいた陽気になってきた日本ですが、暖かくなればあの季節が間もなくやってきます。そう、『蚊』の季節です。
台湾では小黑(ㄒ一ㄠˇ ㄏㄟ)と呼ばれる小さい黒い虫がいて、刺されるととても痒いです。
今回は小黒に効く薬などを調べてみました。かゆみ対策をして台湾での滞在を楽しみましょう。
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それでは早速見ていきましょう。
小黑って何?
小黑はブユの仲間
小黑は蚊ではなく昆虫(ブユ系)です。
初めてその事実を知った時には衝撃でした。
あんなに痒くなるから台湾の蚊はすごい獰猛なんだ!と思いこんでいたからです。
大きさはゴマ粒より小さい
ゴマはおおよそ3mm程度の大きさですが、小黑は平均で1.4mm程度と本当に小さく、目の悪い私は全く見えません。
かゆみが強くいつまでも治まらないのが特徴
蚊は繁殖期に雌が人間の血を吸って鉄分を蓄えますが、この小黑も同じで痒みが強くいつまでも治らないのが特徴です。
しかも痒くて掻き続けると、どんどん痒みが拡がっていく(これは蚊も同じですね)ので、ひどくなる前に現地の病院を受診できるようであれば受診したほうがいいと思います。
日本では寒い冬には蚊を見かけませんが、春から秋ごろまでは蚊がブンブン飛んでいますね。台湾では蚊も小黑も一年中いる(南国なので)ので常に小黑対策は必要になってきます。
ちなみに小黑に刺されたことがありますが、この小黑は日本から持参した虫刺され薬はまったく効きませんでした。噛まれると非常にやっかいです。
詳しく説明してあるサイトがありましたので、リンクを貼っておきます。
小黑蚊跟蚊子有什麼不同?怎麼做才不會被叮?全攻略剖析
緑豊かな公園がたくさんあるのに、お弁当食べたりのんびりと過ごしている人がいないんですよね。
それは小黑がたくさんいるから人がいないんだよ。
!!
小黑に効く薬
小黑にやられた時は?
日本から持参した虫刺され薬はまったく効かず、台湾の薬局へ行き店員さんに聞いて買ったのが綠油精(ㄌㄩˋ 一ㄡˊ ㄐ一ㄥ)です。
緑色をしたミント成分が強いオイルなのですが、とにかく掻かずにひたすら綠油精を塗り続けた結果、痒みは収まっていきました。多分、塗ったところの皮膚が麻痺しているだけなのかもしれませんが、日本の市販薬も痒み止めには表面麻酔薬(キシロカインなど)が含まれているはずなのに、それが効かないとなると相当な痒みだということですね。
この綠油精の注意点としては、緑色に着色してあるので塗り続けていると若干、皮膚が青みがかってしまうことと、服に付いたら緑色になってしまうことです。ただし、乾いてしまえばそこまで色づきなどは気になりません。
気になる方は、通常の白花油というハッカ油もあります。ただし薬局の店員さんは綠油精推しでした。
虫除け対策には?
また小黑にやられる前に対策をしたいよ!ということになるかと思うのですが、こちらは日本から持参したディートを含む虫除けスプレーが効きました。
ただし、当然ながら現地の虫除けスプレーの方が確実に効くであろうと思うので、台湾人の友人に聞いたところ、やはりディートを含む通常の蚊と小黑に効く虫除けスプレーが売っているということでした。
虫除けスプレーは台湾華語で防蚊液(ㄈㄤˊ ㄨㄣˊ 一ㄝˋ)といいます。
薬局で商品の裏面にある成分表示を見て買うといいかもしれません。ちなみにDEETと表示されています。
蚊の吸血部分の口は長いですが、小黑は短いので服の上から刺すということは不可能とのことで、日除けも兼ねて薄い羽織ものを着ているといいかもしれません。
また小黑は1m以上には飛ばないとのことなのですが、低空飛行しているということは素足の部分は要注意です。DEETを含む虫除けスプレーを塗るか、素肌が出ないように対策をした方が良さそうです。
そうは言っても台湾は暑いからやっぱり虫除けスプレーかな。
今日の単語
生詞 | 注音符號 | 意思 |
蚊 | ㄨㄣˊ | 蚊 |
小黑 | ㄒ一ㄠˇ ㄏㄟ | 小黒 |
防蚊液 | ㄈㄤˊ ㄨㄣˊ 一ㄝˋ | 虫除け液 |
綠油精 | ㄌㄩˋ 一ㄡˊ ㄐ一ㄥ | グリーンミントオイル |
台湾へ行くときには、虫除け対策も忘れずに!