台湾人でいっぱいの沖縄
台湾のニュースサイトを見ていると、もうすぐ台湾の学校も夏季休暇に入るため、旅行の話題が多いです。
中でも沖縄は台湾から一番近い日本ということで、以前から人気がありましたが、最近は日本円の円安により、さらに台湾からの観光客の方が増えているようです。
何かの行列ができていて、『なんだろう、この行列は・・・』とつぶやいたら、並んでいた人たちがほとんど振り返ったりして、口々に『○○の行列だよ』と教えてくれたという話が載っていたりもします。つまり皆さん台湾人だったということのようです。
今回はニュースサイトより台湾人の方々がどんなふうに沖縄を捉えているのかについて読み解いていきたいと思います。
参考にしたのはYahoo奇摩旅遊綜合報導の2024年5月27日版です。
台湾人が沖縄に行く理由
- 台湾から一番近い
- 日本円が円安
- いろんなアクティビティを楽しめる
①台湾から一番近い
台湾からだと桃園国際空港を利用することになりますが、沖縄まで1時間半のフライト時間で、往復はフルサービスキャリアでだいたい16000TWDです。
1時間半で行けてしまうとなると、国内旅行の感覚とさほど変わらないですね。さっと身軽に行けて帰ってこれるという感じでしょうか。台湾にも墾丁という場所にリゾート地がありますが、割高感があり沖縄に行った方がずっとお得にリゾート気分を満喫できるということのようです。ちなみに墾丁まで台北市内から行くとすると、台鉄(新幹線)とバスを乗り継いで行くか、車で運転していくとしても5時間くらいは片道かかるようです。
②日本円が円安
円安のうちに日本を満喫しようというタイトルがあちこちで目につきます。この現象は日本人にも身に覚えがあるはずです。バブルの時期やバブル崩壊後もしばらくは円高の時期が続きました。その時期は日本の沖縄へ行くよりも、グアムやサイパンなどに行った方が安いから、リゾートに行くならグアムかサイパンといった感じでした。今では信じられないくらい安くパッケージツアーも組まれていたりしましたね。
実際、どこへ行っても日本人がいるという状況でした。今、グアム行きの日本発着便の航空便はかなり減便されていて、割高感が否めません。
今、台湾では沖縄などの日本旅行に関して、バブル時代で円高だった日本と同じようなことが起きています。
③いろんなアクティビティが楽しめる
スキューバダビングや潜水艦以外にも、水族館などの施設もあり、またスカイダイビングやパラグライダーなどのレジャーも楽しめます。
沖縄旅行に必要なもの
- 車の運転免許証と免許証を日本語翻訳したもの
- SIMカード(eSim含む)もしくはWifi端末
①車の運転免許証
台湾ほど運転が荒くない(と言われているようです)ので、自分の好きな時に好きな場所に行けるレンタカーの利用をお勧めしているようです。ただし、台湾とは違い左ハンドル、左側通行のため、注意が必要だけれども観光地だからそんなに飛ばしている車はなく(?)普通に気をつけて運転すれば大丈夫、と書かれていました。
確かにタクシーをチャーターして回るよりも、時間を気にせず行動できるという意味ではいいかもしれないですね。
台湾の運転免許証の日本語翻訳文を取得する、又は日本の運転免許証を新たに取得することにより、日本において自動車やバイク等の車両を運転することができます。そのため、日本で旅行時に運転する機会がある場合には、免許証を日本語翻訳したものを取得する必要があります。
運転免許証の日本語翻訳文を取得するには
台湾で取得する場合
台湾日本関係協会(窓口は台湾各地にある交通部公路総局の監理機関)で取得をしてください。
日本で取得する場合
台北駐日経済文化代表処の各事務所、または一般社団法人日本自動車連盟(JAF)で取得が可能です。
SIMカード(eSim含む)もしくはWifi端末
スマートフォン所持率や使用率が日本よりも断然高い台湾の方々は、高齢の方々もスマホを使いこなしていらっしゃいます。また台湾国内では4G、5G対応になっていて、データ利用も使い放題プランをほとんどが契約しているということで、Wifi利用率は低いようです。
ただ国外に出るということになると、日々台湾でスマホを使いこなしている台湾人の方がにとって必要になるのが、日本で使えるSIMが必要になりますね。デュアルSIM端末であれば空いているスロットに購入したSIMカードを挿入するか、もしくはeSIMで乗り切るかということになりますが、いちいち設定が面倒という場合にはWifi端末を持っていきましょうということも書いてありました。
皆さん、デジタル化が進んでいるのでこの辺りはすんなりと設定してさくさく使えそうですね。
沖縄のどこに行ってみたいか
- 沖繩美ら海水族館
- 久高島
- 恩納村
沖縄美ら海水族館
沖縄本島北西部の本部半島備瀬崎近くにある海洋博公園内の水族館です。「チュらうみ」とは沖縄の方言で「清〔きよ〕ら(しい)海」という意味で、ジンベイザメやナンヨウマンタが有名です。水族館内には水量7,500m3の世界最大級の大水槽「黒潮の海」を設置するほか、総展示槽数は77槽と言われています。
久高島
琉球神話が残る神の島として神秘的なイメージがある久高島ですが、パラグライダーなどのアクティビティも満喫できます。歴史好きな方もアクティブに行動したい方にもおすすめの場所として人気です。
恩納村
沖縄本島のほぼ中央にあり、西海岸に位置する恩納村は屈指のリゾート地でもあり、スキューバダイビングや海底散歩ができるシーウォーカーができることでも有名です。
沖縄に行ったらたくさんの台湾の方々に会えるかも?
沖縄県で台湾華語の需要が高そうな気がしています。