台湾には塩田(鹽田 / ㄧㄢˊ ㄊㄧㄢˊ )が存在します。台湾の塩田は主に西部沿岸地域にあり、特に歴史的な塩田が観光地としても知られています。
白い雪景色のような塩田や塩作り体験ができる塩田もあり、親子で楽しめる観光名所にもなっています。
今回は台湾にある塩田について調べました。
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それでは早速見ていきましょう。
台湾の代表的な塩田
七股鹽山 (ㄑㄧ ㄍㄨˇ ㄧㄢˊ ㄕㄢ)(台南市)
- 台湾で最も有名な塩田の一つ。
- かつて「台灣鹽業公司(台湾塩業公司)」が運営していた大規模な塩田。
- 2002年に塩田の操業が終了した後、観光地として再開発され、「七股塩山」として人気のスポットになりました。
- 白い塩の山が特徴的で、まるで雪景色のようとよく言われています。塩を積み上げた巨大な丘が観光名所となっています。
井仔腳瓦盤鹽田 ( Jǐngzǐjiǎo Wǎpán Yántián)(台南市)
- 台湾最古の塩田(1665年創設)で、オランダ統治時代から続く歴史があります。
- かつての伝統的な塩作り「瓦盤製塩法」を再現し、観光客も塩作り体験が可能。
- 美しい夕日と塩山の風景が魅力で写真撮影のスポットとしても有名です。
布袋鹽田 (ㄅㄨˋ ㄉㄞˋ ㄧㄢˊ ㄊㄧㄢˊ )(嘉義県)
- 嘉義県にある塩田で、現在は一部が保護区となっています。
- 廃塩田が生態保護区となり、水鳥や湿地の動植物の観察スポットとしても人気があります。
- 廃墟となった塩田が独特の雰囲気を持っており、写真撮影のスポットとしても人気があります。
北門鹽田(ㄅㄟˇ ㄇㄣˊ ㄧㄢˊ ㄊㄧㄢˊ )
- 台南市北門区にある塩田で、現在は一部が生態保護区となっています。
- 台湾の伝統的な塩作りの歴史を学べる博物館もあります。
台湾の塩田の歴史と現状
台湾の塩田の歴史
- 台湾の製塩業はオランダ統治時代(17世紀)に始まり、清朝、日本統治時代を経て発展しました。
- 日本統治時代には、「台湾製塩株式会社」が設立され、大規模な工業化が進みました。
- しかし、2002年に台湾の伝統的な塩田はすべて閉鎖され、現在は塩の大部分が輸入に頼っているとのことです。
現在の塩田の役割
- 観光資源として活用(例:七股塩山、井仔腳瓦盤塩田)。
- 生態保護区として、野鳥や湿地の保護に利用(例:布袋塩田、北門塩田)。
- 一部では伝統的な手作業の製塩を再現し、塩作り体験ができる施設もあります。
まとめ
台湾には現在もいくつかの塩田が残っており、特に台南市の「七股塩山」「井仔腳瓦盤塩田」などが有名です。現在は伝統的な塩田の大部分が観光地化または生態保護区として活用されていますが、台湾の塩作りの歴史や文化を学ぶことができる貴重な場所となっています。
何度か台湾を訪れていてちょっと違った場所に行ってみたい、お子さんと一緒にアクティビティを体験してみたい、そんな方にもおすすめの場所です。
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台湾好きな中国語学習者。コロナで渡台できなくなり、その間、独学で中国語を学習開始しました。
台湾雑貨、スイーツ、バンド『八三夭』が好きで、台湾の通販サイトチェックは欠かせません。
初めての渡台は2015年で、台湾初心者の王道、胡椒餅や小籠包を堪能しましたが、その後、グルテン過敏症だということが判明!小麦粉なしの生活に切り替え、台湾料理やスイーツも小麦粉なしのものを探し求めては味わっています。
今、台湾でもグルテンフリーのブームが来そうな気配を感じています。通販サイトでは無麩質の文字もちらほら•••。レシピサイトでも米粉を使った饅頭のレシピも出てきていたり。もっと無麩質のものが増えてくれたらいいな〜と願っています。