10月10日は雙十節
10月10日は台湾の建国記念日です。横浜中華街でも雙十節のお祝いイベントがありますが、台湾では台湾建国のお祝いが国全体で行われます。
今回は雙十節について深堀りします。
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それでは早速見ていきましょう。
雙十節ってなに?
「雙十節」は台湾の建国記念日。毎年 10月10日 に祝われることから「ダブルテン・デー」とも呼ばれます。
1911年に中国大陸で起こった 辛亥革命・武昌起義 がこの日のきっかけで、清朝を倒し中華民国が誕生しました。台湾ではそれを今も大切に「國慶日」として祝っています。
日本の天皇誕生日や建国記念日を、もっと華やかにした感じ、と想像するとわかりやすいかもしれません。
台湾ではどう祝うの?
台湾では 国をあげてのお祭りムード!
- 台北の総統府前で開かれる 國慶大會(公式式典)
- 軍や警察、学生団体によるパレード
- 空軍の戦闘機が頭上を飛ぶ 祝賀飛行
- 各都市で行われる 國慶煙火(花火大会)
特に毎年場所を変えて行われる花火大会は大人気。今年(2025年)は南投県で開催予定。夜空を埋め尽くす大輪の花火と台湾音楽のコラボは、旅の思い出に残ること間違いなしです。
そして台湾の街じゅうが赤・青・白の国旗「青天白日満地紅旗」で埋め尽くされます。台北101や観光スポットもライトアップされて、台湾全体が「お祝いの舞台」に変わります。
横浜中華街でも雙十節!

実は日本最大の中華街・横浜でも、毎年雙十節を記念したイベントが開かれています。
- 記念式典
- 舞獅(獅子舞)や舞龍(龍の舞) のパフォーマンス
- 演奏、民族舞踊
- 祝賀ポスターや提灯で彩られた街並み
横浜中華街に掲げられるポスターや国旗は「台湾の誇りを日本で共有している」証。台湾旅行好きな人にとって、日本で体感できる貴重な機会なんです。
獅子舞だけじゃない!なぜ龍も登場するの?
雙十節や旧正月など、中華圏の祝賀イベントで登場するのは「獅子舞」だけじゃなく 龍の舞(舞龍) もおなじみ。
- 獅子舞:悪霊を追い払い、福を呼び込む。日本の獅子舞と似ています。
- 龍の舞:龍は中華文化で「権威・繁栄・雨を呼ぶ力」の象徴。長い龍が街を練り歩く姿は、国の発展や豊作を祈る意味があるんです。
つまり「福と繁栄のダブル効果!」。雙十節のように建国を祝う大切な日には、両方そろって華やかに盛り上げるんですね。
台湾好きにおすすめの楽しみ方
- 横浜で雙十節イベントをのぞいてみる
舞龍や舞獅を写真に収めれば、台湾旅行気分に。 - 台湾現地に行けるなら
花火や式典を体験。台北と南投を組み合わせた旅がおすすめ。 - SNS映えポイント
台湾国旗がずらりと並ぶ街角や、雙十節限定のライトアップを撮影すると最高の思い出になりますね。
雙十節は「台湾の心」を感じる日
雙十節は「建国を祝う」という意味だけでなく、台湾人が「自分たちの歴史・文化を誇る日」。日本の横浜中華街でもその熱気が伝わってくるのは、台湾と日本の華僑社会の深い結びつきがあるからです。
台湾旅行が好きな人は、次の訪台計画に「雙十節」を入れてみてください。
そしてまずは横浜中華街で「龍と獅子」に出会ってみるのも素敵ですよ。
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