NTU(臺灣大學)についてー台湾華語
台北にある国立台湾大学は旧台北帝国大学として有名ですね。写真は正門にある守衛室です。風格があり歴史の重みみたいなものも感じられます。
日本統治時代の1928年3月16日に7番目の帝国大学として設立されました。大学の管轄は通常、文部省(現:文部科学省)ですが、台北帝国大学の管轄は台湾総督府でした。帝国大学は明治時代から昭和時代戦前にかけて、日本国内に7校(東京、京都、東北、九州、北海道、大阪、名古屋)、日本国外に2校(京城、台北)の計9校が設置されました。今でも台湾大学、ソウル大学は東大と同じく台湾、韓国のトップ校と言われています。
台湾大学構内はヤシの木通りが有名で、現地の方々の散歩道にもなっています。大学内にあるグッズショップでスウェットやパーカ、バッグ、キャップなどのオリジナルグッズを買うこともできます。
今回は台湾大学の魅力をお伝えします。
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それでは早速見ていきましょう。
國立臺灣大學について
国立台湾大学の前身である台北帝国大学は、日本統治時代の1928年3月16日に設立されました。終戦後、11月15日に台北帝国大学は国立台湾大学と名称を改められました。現在ではNTUとNational Taiwan Universityの頭文字を取って親しまれています。
熱帯地域に位置するため、熱帯病理学を筆頭に熱帯における農業、植物学、言語学、文化人類学、気象学、昆虫学などの学部が設置されました。1936年には医学部が設立され、疫病や衛生管理について研究されるようになりました。戦前に建てられた校舎も現存していて、今も使われています。
構内には自転車修理のお店があります。それもそのはず、構内が広過ぎて自転車で移動している生徒さんが多いです。本当に広くて真夏は徒歩で移動していたらかなり体力が消耗してしまいそうです。
最寄りの駅、公館駅出口付近にYouBike(電動自転車レンタル)がありますが、学生の皆さんはほぼマウンテンバイク系か日本で言うところのママチャリに乗っていました。自転車の修理も授業の合間や帰宅前に済ませられるのがいいですよね。
構内にはシンボルの一つにもなっている傅鐘があります。この傅鐘は授業の開始と終了時に21回鳴ります。1949年当時の傅斯年学長の『一天只有二十一小時,剩下三個小時是用來沉思的』(一日は21時間しかない。3時間は静かに考えるための時間である」という名言が残っており、その象徴として鐘が設置されています。
毎日21回鳴ると、この名言が思い出されて身が引き締まる思いがしそうです。
椰子の木通りも有名です。通り沿いにそびえ立つ椰子の木はじりじりと照りつける太陽下であっても、爽やかさを感じる風景です。この椰子の木を見ると、台湾は南国なんだな〜とさらに実感すると思います。
歩く時には日傘は必須だと思いますので、忘れずに持っていきましょう。
敷地内はとにかく緑が多く、木陰になるところも多いです。木陰に入ると直射日光が遮られひんやりとして気持ちがいいです。
ただし小黑(ブヨ系)や蚊には気をつけてください。ディート配合の虫除けスプレーがある場合にはあらかじめ塗っておいたほうがいいです。
國立臺灣大學への行き方
MRTで行く場合
MRT公館站より徒歩3分です。
グッズ販売サイト
台湾大学でグッズを買い忘れたり、時間がなくても大丈夫。
公式グッズショップがあるので、自宅でゆっくり見るのも楽しいです。
臺灣大學出版中心書店
臺灣大學出版中心書店
日本へ発送可能です。
毎年、パーカや文具類をチェックしています。問い合わせは英語か台湾華語でできます。クレジットカードやPaypal決済になります。
Pinkoi
ntu-authentic
Pinkoiの台湾大学公式ショップです。
Pinkoiは他にも台湾、香港、韓国、日本などのアジア圏を中心としたクリエイターのショップです。
日本へ発送可能です。Pinkoiでの決済はクレジットカード、ApplePay、Paypalなどとなっています。
大学の敷地内の通りは、現地の人たちもお散歩コースとして歩いていたりして、結構ローカルな雰囲気でした。日本の大学だと学生や関係者以外は立ち入り禁止なのかなと思ったり、お散歩のために歩いているという姿を見かけたことがなかったので、とても大らかな雰囲気でいいなと思いました。