音声付き!猴頭菇は猿の頭のきのこ?ー台湾華語
猴頭菇って何か知っていますか?
私が初めて猴頭菇に出会ったのは、素食のビュッフェスタイルレストランでした。鉄板焼きコーナーに長蛇の列がついていて、順番が回ってきてびっくり。素食(ベジタリアン)のお店なのでお肉はないはずなのに、お肉を焼いている!と思ったら看板には『菇』の文字が…。見た目にはキノコと分からないように加工されたものでした。大人気の食材で現地の方も2個、3個と注文して焼いてもらっていました。そんな猴頭菇がどんなものなのかをお伝えしたいと思います。
単語の発音が分かるように、音声再生できるようにしました。音声は音読さんを使用しています。
猴頭菇って何?
左の写真が猴頭菇(ㄏㄡˊ ㄊㄡˊ ㄍㄨ)です。見た目は全くキノコには見えませんが、日本では山伏茸(ヤマブシタケ)と呼ばれています。
中国語訳では『猿の頭のきのこ』ということで、まあ、そんな風にも見えなくはないですね。
先日、日本のスーパーで見かけたのですが、おすすめの食べ方にお味噌汁と書いてありました。もともとの味は淡泊だということで、意外とどんな料理にも合うのかもしれないです。
どんな風に調理するの?
台湾ではこの猴頭菇(山伏茸)をステーキにして食べたりしています。
見た目はふさふさしていて、これがステーキになるの?と思われるかもしれませんが、台湾素食(ベジタリアン)のレストランで食べて以来、これはすごすぎる!と皆さんにお伝えしたく、この記事を温めていました。
これは実際に素食のレストランの鉄板焼きコーナーで焼いてもらった猴頭菇のステーキです。
見た目は牛肉のステーキにしか見えませんよね?味も本当にステーキそのものでした。
台湾のレシピサイトで調べてみると、乾燥してある猴頭菇を卵液などに一昼夜漬けておき、水分をぎゅっとしぼってから鉄板で焼くようなのですが、未だに家で挑戦してみるもののうまくいった試しがありません…。
台湾の素食に共通していることですが、本当に味や食感を追求されていて、動物性たんぱくを使っていないとは信じがたいほどの出来映えなので、ぜひ台湾を訪れた際には食べていただきたい食材です。
今日の単語
猴頭菇(ㄏㄡˊ ㄊㄡˊ ㄍㄨ)…山伏茸
素食(ㄙㄨˋ ㄕˊ)…ベジタリアン料理
小籠包や胡椒餅、ビーフンも美味しいですが、本当にこの猴頭菇はおすすめです。これからもおすすめの食材、料理を気付いた時にアップしていこうと思っています。ぜひチェックしてみてください。