台湾の牡蠣オムレツ、蚵仔煎を作ってみよう♪
台湾の夜市などでも有名な蚵仔煎は牡蠣のオムレツのような卵で包み、トロッとしたタレを絡めていただくグルメです。
台湾の蚵仔煎は片栗粉やタピオカ粉の割合を多くし、薄く伸ばした生地の上に後からネギなどの野菜を加え、タレを直接上からかけて食べるスタイルが主流です。鍋に油を熱し、牡蠣、溶き卵、野菜(春菊、ほうれん草、台湾レタス、白菜、空心菜など)を加えて流し込み、牡蠣に火が通ったらすくって特製ソースをかけて出来上がりです。その中で、でんぷんの種類(一般的なものにはサツマイモ、ジャガイモ、タピオカなど)、ソースの濃さやとろみ、こんがり焼くかどうかの焼き具合などが地域によって異なります。
ソースのレシピも同様で、最もシンプルな台湾の醤油、ケチャップ、甘辛いソースから豆板醤まで、店によってさまざまなソースを組み合わせたりして工夫されており、独自のレシピで売り出されています。
日本でも蚵仔煎が食べたいと思い、台湾のレシピサイトを参考に作ってみました。レシピを共有するので、興味のある方は作っていただきたいです。
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それでは早速見ていきましょう。
蚵仔煎の由来
牡蠣のオムレツは福建省が発祥と言われています。のちに中国の南海岸沿いで広く普及し、東南アジアにもたらされました。
今や台湾料理に欠かせない粉ものとしてタピオカでんぷん(タピオカ粉)やさつまいもでんぷん、片栗粉があります。さつまいもやタピオカは16世紀末に陳鎮龍氏がスペイン産のさつまいもを密かに福建省へ持ち帰ったことから栽培が始まりました。福建省の人々は栽培していたさつまいもを粉にし、地元で採れる牡蠣を使ってオムレツを作ったのが蚵仔煎の発祥と言われています。
蚵仔煎のレシピ
食材(1人分)
- 牡蠣:150g
- 片栗粉:25g
- タピオカ粉 55g
- 米粉 :25g
- 水:250cc
- 長ネギ:1把
- 卵:2個
- スイートチリソース(タイ料理用):適量
- 醤油:適量
作り方
- 牡蠣は洗って水気を絞り、ナプキンで水分を吸い取る
- 塩少々で牡蠣の味を調える
- ネギは食べやすい大きさに切る
- 粉類と水をボウルに入れ、泡立て器で混ぜておく
- フライパンにサラダ油を少々入れ、牡蠣を強火で10秒ほど炒め、火が通ったら(5分くらいが目安)、④に牡蠣を入れる
- ボウルに入った⑤をフライパンに一気に戻す
- その上にネギを散らし、卵を割り入れる
- フライパンの鍋肌に円を描くように油を回しかけ、中火の弱火で両面に火が通るまで焼く
- スイートチリソースに醤油を混ぜたものを上からかけて完成
おまけー蚵仔煎のたれのレシピ
夜市などのとろっとしたたれのレシピです。
- 白味噌: 60g
- トマトケチャップ: 130g
- 砂糖:大さじ3
- 水:120cc
- 片栗粉:適量
フライパンや小鍋で白みそ、トマトケチャップ、砂糖を入れて混ぜ水を入れます。
ふつふつとして少し煮詰まってきたら水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。
私は時間がない時にはタイのスイートチリソースを掛けていただきますが、時間が少しある時には、とろっとしたソースを作っていただきます。
どちらも美味しいので試してみてくださいね。