台湾留学

夏休みの過ごし方ー台湾のサマースクール事情について

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今回は台湾のサマースクール事情についてまとめました。
台湾華語でサマースクールやサマーキャンプのことを夏令營(ㄒ一ㄚˋ ㄌ一ㄥˋ 一ㄥˊ)と言います。

日本でも共働き世帯が多い中、長期の夏休み期間中は頭を悩ませている方も多いと聞きます。お子さんが中学生や高校生であれば受験に向けて通塾や自習室に通うなど、自分で考えて時間を有効活用できるかもしれませんが、未就学や小学生のお子さんには、進学の前段階としてどのようなことに興味があるのかを探るという意味でもサマースクールは役立つようです。

台湾では各大学において、未就学児向け、小学生向けにさまざまなプログラムのサマースクールが開催されています。多くの小学生がこのサマースクールを利用して、興味のあることに挑戦していっているようで、自然と中学、高校と通ううちに大学で自分はこういう分野のことを追求したいとか学びたいということが芽生えてくるのかもしれませんね。

このサイトでは台湾華語学習や役立つ台湾華語の日常会話、台湾で今話題のもの、台湾に暮らすように住むとしたらという前提の話題をお届けしています。少しでも台湾旅行や台湾への留学、滞在にお役立ていただけると嬉しいです。

夏休み期間中に台湾に行く予定があり、期間が合えば大学主催のサマースクールに参加してみるのも面白いかもしれませんね。

それでは早速見ていきましょう。

サマースクールとは?
台湾ではどんなサマースクールが展開されているか?
申込方法について

サマースクールとは

サマースクールは、通常の学校の夏休み期間中に行われる短期間の教育プログラムのことです。これらのプログラムは、学生が夏休み中に学業や特定のスキルを強化する機会を提供するために組み立てられています。

サマースクールの特徴

期間

1週間程度から1ヶ月など期間を自由に選択できます。夏休み期間中に開催されているので、プログラムを組み合わせて受講することも可能です。

対象年齢

未就学児向けのプログラム、小学生向けのプログラムというように分けられており、プログラムによっては年齢制限があるものもあります。

プログラムの内容

主なものとして次のようなプログラムに分類されます。

  • 学術プログラム:特定の学科(数学、科学、英語など)の強化学習。
  • スポーツプログラム:特定のスポーツ(サッカー、バスケットボール、水泳など)のトレーニング。
  • アート及びクラフト:絵画、陶芸、手芸などの創作活動。
  • 文化体験プログラム:地域の文化や伝統に触れる活動。
  • 技術プログラム:プログラミング、ロボット工学、エンジニアリングなどの技術教育。
Sue
Sue

小学校の夏休み期間中に、25メートルを泳げなかった場合に、強化レッスンと称して、泳げるように指導してもらうということがありましたが、そういうのもサマースクールの位置付けになるのかもしれないですね。

サマースクールの目的

サマースクールの主な目的は次のようなものがあります。

  • 学業の強化:学生が特定の科目で遅れを取り戻す、または先取り学習をする機会を提供します。
  • 新しいスキルの習得:学校では学べない新しいスキルや興味を追求する場として機能します。将来、自分が学びたい分野を探る場にもなるでしょう。
  • 社会性の向上:新しい友達と出会い、グループ活動を通じて社会的スキルを向上させます。対人関係についての学びもあるかもしれません。
  • 夏休みの有意義に過ごす:長い夏休みを有意義に過ごし、子供たちが学びと楽しみをバランスよく経験する機会を提供します。

台湾ではどんなサマースクールが展開されているか?

台湾の多くの大学や教育機関では、子供向けのサマースクールプログラムを提供しています。これらのプログラムは、学習や遊びを通じて子供たちの成長を促すことを目的としています。

未就学児向けと小学生向けのプログラムが組まれており、それぞれ特徴があります。

未就学児向け(3歳から5歳)

プログラムの内容

小学生向けのプログラムと比べるとより感覚を身につけるようなプログラムになっています。

  • アート&クラフト:絵画、工作、手芸などの創造活動。
  • 音楽とリズム:歌、ダンス、楽器の体験。
  • 自然体験:自然観察、植物の栽培、動物とのふれあい。
  • 体操と運動:簡単な体操、遊びを通じた運動。
  • 言語学習:英語やその他の言語の基礎学習。

小学生向け(6歳から12歳)

プログラムの内容

未就学児向けのプログラムと比べて、もっと発展的な学術的な内容になっています。

  • 学術系プログラム:数学、科学、英語、プログラミングなどの学習を中心にしたコース。
  • スポーツプログラム:サッカー、バスケットボール、水泳、テニスなどのスポーツ活動。
  • アート&クラフト:絵画、陶芸、手芸、デザインなどの創造活動。
  • 文化体験プログラム:台湾の文化や伝統に触れる活動。
  • アウトドア活動:キャンプ、ハイキング、環境教育などの自然体験。

申込方法について

各大学のウェブページやFacebookなどで情報が掲載されています。
また大学以外では英会話スクールや各教育施設でもサマースクールは開催されていますので、『夏令營』と検索すればいろいろと情報が出てきます。

台湾ではすでに6月下旬より夏休みが開始していますので、サマースクールの開催期間は8月までとなっていますが、参加ご希望の方はお早めの申し込みをお勧めします.すでにこの記事を書いているときにはリンクがもうないところもありました。

また中高生向けや大人向けの講座も豊富にあるので、滞在中に面白そうな講座を受講できると会話力アップにもつながるかもしれません。

各大学の短期プログラム掲載リンク

臺灣大學

NTU Plus Academy

成功大學

Curriculum Division

臺北教育大學

2024夏令營課程

臺北科技大學

Apple Kid’s 夏令營

中原大學

兒童營隊 課程

日本でもYMCAなどのサマーキャンプは有名ですね。
小学生の間は自由研究という避けては通れない宿題もありますが、自分なりに興味のあることを突き詰めてみてもいいですし、サマースクールを利用して興味があることを見つけるというのもいいかなと思います。

ABOUT ME
Sue
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管理人
台湾好きな中国語学習者。コロナで渡台できなくなり、その間、独学で中国語を学習開始しました。 台湾雑貨、スイーツ、バンド『八三夭』が好きで、台湾の通販サイトチェックは欠かせません。 初めての渡台は2015年で、台湾初心者の王道、胡椒餅や小籠包を堪能しましたが、その後、グルテン過敏症だということが判明!小麦粉なしの生活に切り替え、台湾料理やスイーツも小麦粉なしのものを探し求めては味わっています。
今、台湾でもグルテンフリーのブームが来そうな気配を感じています。通販サイトでは無麩質の文字もちらほら•••。レシピサイトでも米粉を使った饅頭のレシピも出てきていたり。もっと無麩質のものが増えてくれたらいいな〜と願っています。
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