言いたいことが言えない状態から脱するには?
他言語を学習していて、いざこういうことを言いたいのに言葉が思い浮かばない、どうやって言うんだろう、と考えてしまい、一言も発せず無口な人なんだなと思われてしまう…。そんな経験はありませんか?
かくいう私もその部類の人間です。
今回は自分の戒めも兼ねて、言いたいことが言えない状態を克服する方法についてまとめました。
このサイトでは台湾華語学習や役立つ台湾華語の日常会話、台湾で今話題のもの、台湾に暮らすように住むとしたらという前提の話題をお届けしています。少しでも台湾旅行や台湾への留学、滞在にお役立ていただけると嬉しいです。
音声は音読さんを使用しています。再生ボタンを押すと音声を再生できます。
それでは早速見ていきましょう。
克服方法
言いたいことが言えない、言葉が出てこないというのは、言語学習の中でよくある壁です。周りの人に聞いてみたら同じような悩みを持っている方は少なくないようです。でも、日本語では言えるのに(当たり前ですが…)他言語では言えないともやもやする気持ちを抱えたままです。
効果的な方法はどんなものがあるかを一緒に見ていきましょう。
まずインプットが大事
日常会話でよく使われるフレーズや単語を覚えておくと、自然に言葉が出やすくなります。例えば、「何て言うんだろう?」、「もう一度お願いします」など、話が詰まったときに使えるフレーズも役立ちます。
以前、『初心者向けー台湾華語教材についてー』でインプット用に役立つ教材をご紹介しました。
たったの72パターンでこんなに話せる台湾語会話という本は、会話パターンを覚えれば応用が利くのでおすすめです。
シチュエーションを想定してフレーズを覚える
日常的に遭遇しがちなシチュエーション(レストランでの注文、自己紹介、道を尋ねるなど)を想定して、使いそうなフレーズや回答を事前に準備しておくことも有効です。
あらかじめこう言われたら、こう答えるなどの想定ができていると、緊張することなく自信をもって会話を続けることができるからです。
リスニングとシャドーイングの練習をする
シャドーイング
たったの72パターンでこんなに話せる台湾語会話にはCD音声が付いていますので、その会話例文をシャドーイングで繰り返してもいいと思います。
Youtubeを活用したりするのもいいですね。
また次のリスニングの箇所でも触れていますが、ポッドキャストもスクリプト付のものもあるので、シャドーイングに利用できそうです。
リスニング
ポッドキャストでも台湾華語のチャンネルがいくつかあります。
おすすめは湘湘さんの湘湘的台灣點滴というポッドキャストです。初心者向け(だと思う)で優しい声で話されているので癒されます。
さらにシャドーイングをすることで、自然と言葉が口から出てくるようになります。
独り言を言う習慣をつける
一人でいるときに、学んでいる言語で独り言を言う練習をしましょう。
例えば、今日一日にしたことや見たものを説明したりすることで、語彙力も増え、反射的に言えるようになります。
また実際に声に出して言葉を使うことで、頭の中で考える時間を短縮でき、瞬時に言葉が出てくるようになる効果もあります。
繰り返し復習する
学んだ単語やフレーズを定期的に復習することで、記憶が定着しやすくなります。
人間は忘れる生き物です。よく忘却曲線というものがありますが、定期的に復習することで記憶に残るようになります。
特に、忘れがちな表現や、よく使うけれど覚えづらい単語に重点を置いて復習しましょう。
台湾華語学習に限らず英語やフランス語などの他言語においても、今回の方法は有効的です。ぜひ試してみてくださいね。