台湾と日本のコンビニ比較をしてみた!
台湾のコンビニは、日本と比べても便利なサービスが多く、特にチケット購入・宅配サービス・イートインが充実しています。ただし、住民票などの公的書類の発行は非対応なのが日本との大きな違いと言えるでしょう。
今回は台湾と日本のコンビニ比較、台湾にある各コンビニの特徴についてまとめました。
このサイトでは台湾華語学習や役立つ台湾華語の日常会話、台湾で今話題のもの、台湾に暮らすように住むとしたらという前提の話題をお届けしています。少しでも台湾旅行や台湾への留学、滞在にお役立ていただけると嬉しいです。
それでは早速見ていきましょう。
台湾と日本のコンビニ、どう違う?
台湾のコンビニの特徴と日本との違い
- 店舗数の多さ
- 台湾は世界でもトップクラスのコンビニ密度を誇る(特に都市部)。
- 24時間営業が一般的で、どこにでもある便利さは日本以上。
- イートインスペースが充実
- 店内に座席があり、その場で飲食できる店舗が多い。
- お湯の無料提供があり、カップ麺をその場で作れる。
- フードメニューの違い
- 台湾は**おでん(關東煮)**やルーローファンなどのローカルフードが充実。
- 日本のようなおにぎりや弁当もあるが、味付けや種類が異なる。
- 珍珠奶茶(タピオカミルクティー)や台湾茶を使ったドリンクが多い。
- 生活サービスの充実度
- 公共料金の支払い、水道代や交通違反の罰金支払いも可能。
- 宅配便の受け取り・発送が便利(7-11のibon、全家のFamiPort)。
- 一部の店舗ではクリーニングサービスも提供。
- ATMと金融サービス
- 台湾のコンビニATMでは預金・引き出しのほか、QRコード決済のチャージなども可能。
コラボ商品について
日本ブランドとのコラボ
- 日本のカップ麺(ラーメン店コラボ)、お菓子(ポッキー・キットカット)、飲料(伊藤園など)、不二家とのコラボが多い。
- 期間限定で「北海道フェア」「沖縄フェア」など、日本の特産品を使ったイベントも実施。
- 7-11の「北海道奶茶」や、ファミマの「抹茶シリーズ」など、日本風の商品が人気。
台湾独自のコラボ
- 有名茶葉ブランドとのコラボドリンクや、台湾の人気スイーツ店とのコラボ商品も多いです。
- ご当地アイドルやアニメとのコラボもあり、限定グッズ付きの商品が発売されることもあります。
チケット購入、コピー機、FAX、住民票等の取り寄せ
チケット購入
7-11のibon、ファミマのFamiPortでコンサート、映画、交通機関(高速バス・鉄道)、遊園地などのチケットが購入可能です。
コピー機・FAX
コンビニ内の端末(ibonやFamiPort)を使ってコピー・プリントアウト・FAX送信が可能です。PDFなどのデータをアップロードして印刷できる機能もあります。
住民票等の取り寄せ(日本との違い)
日本のコンビニでは住民票や印鑑証明の取得が可能ですが、台湾ではこのような行政サービスは提供されていません。
台湾では、戸籍謄本などの書類は戸政事務所(日本でいう市役所)で取得する必要があります。
アルコール類の販売
- 台湾のコンビニでは ビール、ウイスキー、ワイン、カクテル などが購入可能です。
- ビールの種類が豊富で、台湾ビール(台灣啤酒)や海外ブランド(アサヒ、ハイネケンなど)も手に入ります。
- 24時間購入可能ですが、18歳未満には販売禁止となっています。
薬の販売
- 日本のようにコンビニで一般的な風邪薬や胃薬は売っていません!
- 販売されているのは 絆創膏(バンドエイド)、消毒液、湿布、マスク、栄養ドリンク などに限られます。
- 風邪薬や頭痛薬は、薬局(藥局)でしか購入できないので、現地で必要になった場合には薬局へ行きましょう。
台湾のコンビニをもっと深堀り!
台湾のコンビニ各社のオープン年
台湾のコンビニ業界は1970年代から発展し始めました。主要コンビニチェーンの台湾進出年は以下の通りです。
- 7-ELEVEN(統一超商)
- オープン年: 1979年
- 台湾初のコンビニエンスストアとしてオープン。現在は台湾で最大手のコンビニとしても知られています。
- 特徴: サービスが最も充実しており、ibon端末を使った支払い・チケット購入などが可能です。
- FamilyMart(全家)
- オープン年: 1988年
- 日本のファミリーマートが台湾市場に進出。
- 特徴: 若者向けの商品や、Let’s Caféのコーヒーが人気。台湾ローカル色の強い商品も多い。
- Hi-Life(萊爾富)
- オープン年: 1989年
- 台湾独自のコンビニブランドとして誕生。
- 特徴: 地方に強く、コーヒーやローカルフードに力を入れています。
- OK Mart(OK便利店)
- オープン年: 1988年(前身は「福客多」)
- 元々は日本の「サークルK(Circle K)」が進出し、その後ローカル経営となりました。
- 特徴: セールや割引が多く、他のコンビニより価格が安い傾向がありあます。
台湾の主要コンビニチェーンとサービスの違い
7-ELEVEN(セブンイレブン / 統一超商)


特徴: 台湾最大のコンビニチェーンで、サービスの充実度もトップクラスです。
特徴的なサービス:
- ibon(アイボン)端末
- チケット購入(鉄道・高速バス・コンサート・映画など)
- 公共料金・税金・交通違反罰金の支払い
- 宅配便の受け取り・発送(黑貓宅急便と提携)
- 携帯のプリペイドチャージ
- 書類のプリント・コピー・FAX送信
- カフェサービス「CITY CAFE」
- セブンイレブン独自のコーヒーブランド
- 季節限定のフレーバーや台湾茶系ドリンクも充実
- 食事・軽食
- 日本風のおにぎりや弁当が豊富(特に「北海道系列」や「日式唐揚げ弁当」など)
- 台湾名物「關東煮(おでん)」の種類が豊富
- コラボ商品
- 日本のブランド(キットカット、ポッキーなど)とのコラボが多い
- 台湾のご当地キャラクターやアイドルとのコラボグッズも販売
FamilyMart(ファミリーマート / 全家)
特徴: 7-ELEVENに次ぐ2番手のコンビニチェーン。イートインスペースが広めで、若者向けの商品が充実。
特徴的なサービス:
- FamiPort(ファミポート)端末
- 7-11のibonと同じく、チケット購入や支払い、コピー・プリントアウト可能
- カフェサービス「Let’s Café」
- 価格が手頃で、コーヒーの質が高いと評判
- 台湾茶系ドリンクも提供
- 食事・軽食
- 台湾名物「魯肉飯(ルーローファン)弁当」がある
- 台湾南部の特色を生かした弁当やスナック類も多い
- コラボ商品
- セブンに比べると日系よりも韓国系・台湾ブランドとのコラボが多め
- 例: 有名茶ブランド「茶湯會」とのドリンクコラボなど
Hi-Life(ハイライフ / 萊爾富)

特徴: 地方に多く展開するコンビニで、他チェーンよりややローカル色が強い。
特徴的なサービス:
- Hi Café
- コーヒーの価格が安く、ローカル層に人気
- 食事・軽食
- おにぎりや弁当の種類は少なめだが、地方の名物弁当がある
- Hi-Life VIP 会員制度
- ポイント制度があり、会員向けの割引やキャンペーンが多い
OK Mart(OK便利店)
特徴: 店舗数は少ないが、価格が比較的安い。
特徴的なサービス:
- OK Café(店舗による)
- 地元密着型で、ローカル食品が充実
- 他のコンビニにはないお得なセールが多い
まとめ
- 台湾のコンビニは「7-11」「ファミリーマート」「ハイライフ」「OK Mart」の4大チェーンが中心。
- 7-11がサービス最多、ファミマは若者向け、ハイライフ・OK Martはローカル色が強い。
- 日本と違い、住民票などの発行は不可ですが、宅配・チケット購入・イートインが充実。
- アルコール類は24時間販売していますが、薬は売っていません。
日本でも同じですが、レジ袋は有料です。
レジ袋有料化は日本よりも早く、10年以上前に台湾を訪れた時にはすでにレジ袋は要りますか?と聞かれていたことを思い出しました。スーパーでもそうですが。エコバッグを持参するか、そのまま持ち帰る人も多いように見受けられます。
軽いものならいいけれど、重量のあるペットボトルを買う時にはやはりエコバッグがあったほうが便利ですね。

