美肌のためには銀耳蓮子湯が一番(レシピあり)
銀耳蓮子湯は、安くて、簡単で、美味しくて、健康にもいい。まさに台湾の知恵が詰まった家庭の味です。日本のキッチンでも十分再現できますし、食べるだけでちょっと台湾旅行気分になれること間違いなしです。
このスープは銀耳(白きくらげ)と蓮の実をコトコト煮込んだ、ほんのり甘いデザートスープです。温かくしても、冷やしてもおいしく、台湾では養生(ようじょう)甜湯として愛されています。
今回は銀耳蓮子湯について深堀りします。レシピも掲載していますので参考になさってください。
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それでは早速見ていきましょう。
銀耳についてのあれこれ
白キクラゲは貧乏人の燕の巣?

「銀耳」は台湾では 「窮人的燕窩」=貧乏人の燕の巣 と呼ばれているんですよ。
なぜかというと、
本物の「燕の巣(燕窩 / ㄧㄢˋ ㄨㄛ)」は超高級で、昔は宮廷料理にしか出なかったほどだからです。一方、銀耳はお財布にやさしい価格なのに、ぷるぷる食感で見た目もそっくり!しかも食物繊維や植物性コラーゲン(多糖体)が豊富で、美肌効果があるとされているんです。つまり…庶民でも燕の巣気分を味わえるスイーツということで『貧乏人の燕の巣』と呼ばれているのです。
銀耳蓮子湯の基本レシピ(日本で作れます!)
材料(5人分)
- 乾燥白きくらげ(銀耳):35g(スーパーや中華食材店、ネットでも入手可)
- 乾燥蓮の実(蓮子):80g(無ければ白玉団子でも代用OK)

- 氷砂糖またははちみつ:大さじ3
※はちみつは甘味が強いので、控えめに入れながら味の調整をするのがおすすめです。台湾では氷砂糖を使います。 - なつめ(紅棗):10個(あればでOK、女性に人気)

- 水:1800ml
作り方:
- 銀耳を水で戻す(2~3時間)

水は多めに入れて、白きくらげが十分に水分を吸えるようにしてください。
柔らかく戻った白きくらげは、ハサミで黄色い根元(ヘタ)を切り落とし、軽く細かくカットします。細かくすることで煮る時間が短くなり、ゼラチン質(とろみ)がより出やすくなります。
- 蓮の実の芯を処理する

蓮の実をひとつずつ選び、芯がしっかり取り除かれているか確認します。
芯が残っている場合は、つまようじで丁寧に取り除きましょう。
蓮の芯は苦味があるため、残っているとスープの味に影響してしまいます。
芯をきれいに取り除いた蓮の実は洗っておくだけでOK、浸水は不要です。
- 鍋に水、銀耳、蓮の実、紅棗を入れて火にかける
- 沸騰後、弱火で1時間程度コトコト煮込む
- 氷砂糖またははちみつを加えて甘みを調整

銀耳がトロトロになるまでじっくり煮込むと「燕の巣感」がぐっと増します!
銀耳を使った台湾の人気レシピ
銀耳蓮子湯以外にも、台湾では銀耳を使った養生スイーツやスープがたくさんあります。
銀耳紅棗湯(白きくらげとなつめのスープ)
- 紅棗(なつめ)+クコの実+氷砂糖の組み合わせ。
- 銀耳を煮ることで自然なとろみが出て、疲労回復や美肌に良いとされ、特に女性に人気。
銀耳木瓜湯(白きくらげとパパイヤのデザートスープ)

- 銀耳を煮込んだ後に、冷めてからカットしたパパイヤを加えていただきます。
- 特に南部の家庭で見かけます。日本では熟した柿やりんごで代用しても美味です!
銀耳養生飲(トロトロ銀耳ドリンク)

- 最近はブレンダーで細かく粉砕した銀耳+はちみつを使った「銀耳ドリンク」が若い女性に人気。
- 冷蔵庫で冷やして朝食代わりにもおすすめです。
日本での食材調達ヒント
- 銀耳(白きくらげ):カルディや富澤商店、中華食材店、Amazon・楽天などネットショップにあります。
- 蓮の実:中華食材店でよく売っています。なければ白玉や栗、サツマイモなどでも◎。
- なつめ・クコの実:ドラッグストアや自然食品店でもよく見かけます。
ちょっとした会話ネタにも♪
台湾の屋台や市場で「銀耳蓮子湯」を見かけたら、こんな風に話しかけてみてください。詳しく教えてくれるかもしれません。

這是窮人的燕窩對不對?
ㄓㄜˋ ㄕˋ ㄑㄩㄥˊ ㄖㄣˊ ㄉㄜ˙ ㄧㄢˋ ㄨㄛ ㄉㄨㄟˋ ㄅㄨˊ ㄉㄨㄟˋ
これって”貧乏人の燕の巣”ってやつですよね?
男性にも女性にも人気のスープをぜひ作ってみてください。夏バテの身体に染みわたること間違いなしです。
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