台湾のスターバックスだけ「那堤」?実は「拿鐵」と同じ意味です
台湾旅行中にスターバックスへ行くと、
那堤(Nàdī)(ㄋㄚˋ ㄉㄧˊㄚˋ ㄉㄧˊ)
※「堤」は本来 dī(ㄉㄧ) ですが、「那堤」は外来語の音訳のため、台湾では dí(第2声) と読むのが一般的です。
というメニューを見かけます。
一方で、コンビニやカフェチェーンでは
拿鐵(Nátiě)(ㄋㄚˊ ㄊㄧㄝˇ)
と書かれていることがほとんどです。
「違う飲み物なの?」と思ってしまいますが、どちらも「Latte(ラテ)」を意味しています。
なぜ漢字が違うのでしょう?
日本では「ラテ」とカタカナで統一されていますが、台湾では外来語を漢字で表記します。
ただし、
「Latte」をどの漢字で表すかという公的なルールはありません。
そのため、
ブランドや企業が採用した漢字表記が、そのまま商品名として定着することがあります。
スターバックスは「那堤」
台湾スターバックスでは創業当初から
那堤
という表記を採用しています。
例えば、
- 香草那堤(バニララテ)
- 抹茶那堤(抹茶ラテ)
- 焦糖瑪奇朵(キャラメルマキアート)
など、ラテ系ドリンクはすべて「那堤」で統一されています。
台湾では「那堤」といえば、スターバックスを思い浮かべる人も少なくありません。
一般的には「拿鐵」が主流
一方、
- 7-ELEVEN
- 全家(FamilyMart)
- 路易莎(LOUISA COFFEE)
- cama café
- 多くの個人カフェ
では、
拿鐵
という表記が一般的です。
現在では台湾で「ラテ」といえば、「拿鐵」の方が広く使われています。
海外俳優の名前はなぜ統一されるの?
ここで面白いのが、
人名は比較的統一される
ということです。
例えば、
- Tom Cruise → 湯姆・克魯斯
- Brad Pitt → 布萊德・彼特
- Leonardo DiCaprio → 李奧納多・狄卡皮歐
といった表記は、映画会社や新聞、テレビなど主要メディアが採用したものが広く定着しています。
法令で決まっているわけではありませんが、多くのメディアが同じ表記を使うため、結果的に統一されているのです。
一般名詞はブランドごとに違うことも
一方、「Latte」のような一般名詞は、各ブランドが自由に商品名を決められます。
そのため、
- 那堤
- 拿鐵
のように複数の表記が共存しています。
これは台湾では珍しいことではありません。
ブランドイメージを大切にする台湾ならではの文化とも言えるでしょう。
台湾旅行で知っておくと便利!
旅行中に次のようなメニューを見かけても、すべてラテです。
| 表記 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 那堤 | Nàdī | スターバックスで使われる「ラテ」 |
| 拿鐵 | Nátiě | 一般的な「ラテ」 |
どちらも同じ飲み物なので、安心して注文してください。
台湾華語はブランドごとの違いも楽しもう
台湾華語には、日本語にはない楽しさがあります。
例えば、同じ「ラテ」でも、
スターバックスでは「那堤」。
コンビニでは「拿鐵」。
そんな違いに気付くと、台湾旅行がさらに面白く感じられるはずです。
街中のカフェでメニューを見比べながら、「このお店はどちらの表記を使っているかな?」と探してみるのも、台湾旅行ならではの楽しみ方の一つです。

